2013年12月中旬、一組の素敵な買い手がクロージングされました。現在は首都近郊の北バージニア在住、お子さん達が立派に成長されたため、半引退生活を過ごすのに適した街を探した結果、北ケンタッキーを選んだ次第です。
ではなぜ北ケンタッキー・シンシナティがリタイアに最適か、いくつか根拠を挙げていきます。
下記は今回のクライアントが購入された4ベッドルーム、3フルバスの一軒家、ケンタッキー州Erlangerという街に位置しており、スーパー・病院・空港等も近い便利な地域です。築7年、地下もフィニッシュと呼ばれ居住空間として使用可能、更にコミュニティのプール・フィットネス施設、そしてクラブハウスも利用出来るこちらの物件、いくらだと思いますか。
答えは$259,000! 僕は99年から04年、ニューヨークで生活していましたが、東海岸でこの価格帯の住居を探すのは至難の業ですよね。ここ北ケンタッキー・シンシナティでしたら、コンドは7−8万ドル前後からありますので、手頃な値段で快適な住環境が手に入ります!
とは言っても25万ドルを超えるのは厳しい、もう少し手頃な価格で見つからないの? という皆さん、2013年9月末、僕の買い手が$177,000で購入した物件がこちらです。3ベッド、2フルバス、1ハーフバスのタウンハウス、同じくケンタッキー州Florence市に位置しており、改装された浴室・台所が魅力ですね。
ちなみに15万以下でも充分素敵な一軒家があります。こちらは2012年8月、やはり僕の買い手が$141,000で購入したケンタッキー州Union, 4ベッド、2フルバス、1ハーフバス、築5年の物件、広々とした台所、2階で洗濯が出来るのも便利ですね!
上記クライアントにとってプラスとなったのが高い医療レベル、そうアメリカのベスト100ホスピタルに選出されるSt Elizabeth病院、そして全米の医学部リサーチ部門で42位に入るUniversity of Cincinnati、通称、UCもあります。僕もUCに研修生として来る日本人ドクターの住居探しを何組かお手伝いしており、皆さん、異口同音に充実した設備に感銘を受けたと言っていました。
またSt Elizabethに話しを戻すと、US Newsの選ぶケンタッキー州病院ランキングで、堂々の1位に輝いていますので、老後も安心ですね!
リタイア後も刺激的な生活を送りたい人たちにお勧めなのが、The Banks、何と言ってもオハイオ川沿いに位置するシンシナティの立地条件を最大限に活かした商業・住居複合施設です。数々のレストランや住居施設は完成済み、これから追加されるのがホテル・オフィス、そして小売店や住宅も更に増えていきます。
メジャーのレッズ、フットボールのベンガルズ、両本拠地の間を賑わすThe Banks、スポーツバーからライブ音楽まで盛り沢山ですので、退屈することなく北ケンタッキー・シンシナティ生活が楽しめます!
リタイア後、失望しないためにも、予め北ケンタッキー・シンシナティのマイナス面を紹介しておきます。
1)厳しい冬の寒さ:東・中西部から来る人たちにとっては大したことないと思いますが、西、もしくは南の温暖な気候に慣れた人には辛いかもしれません。
2)車への依存度が高い:一応、バスは走っていますが、一部地域を除くと日常生活において車は必需品です。ただダウンタウンはストリートカーが開通する予定ですので、期待したいですね!
3)日本への直行便がない:将来的に就航されることを期待しますが、少なくとも2013年12月時点では飛んでいません。シカゴ・デトロイト・ミネアポリス辺りの経由を利用する人が多いですね。